リンゴチップス、ドライリンゴ
青い秋空の下で赤く熟したリンゴを感動と共に10ポンド抱いてきた日、リンゴがいっぱい入ったペクは見るだけでも胸がいっぱいだが、一方、あの多くのことをどうしようかという気持ちが片隅に浮かび上がってくる。 乾かしておけば糖度も上がり栄養も上がるのでリンゴを乾かすことにする。 木から直接摘んできたリンゴだと言って、母親に干しスケトウダラを送ろうと思って、皮が噛む時に気になるのではないかと思って皮をむいておいた。 そしておとなしく切って乾燥機に干した。 糖度がぐっと上がって甘すぎる。 真空でパッキングをして片隅に積んでおいて微笑む。 そして…. こんなことで毎日、平日の真昼の電気代が怖いことを知らずに果物だとか野菜だとか乾かすことに本気な私を見て、この真心と情熱、愛でお金を稼ぐ仕事をしていたら、もう金持ちになったのではないかという虚しく突拍子もない考えをふとしてみる。 そんな考えをしてみると、私が情けない