エリンギの煮付け
短い口を持つ私は偏食で言えば、国家代表級ではないかといつも思っている。
社会性が非常に劣るせいもあるが、50歳をはるかに超えたくせに「これも食べられません、あれも食べられません」と言うのが恥ずかしくて、私は見知らぬ人や高齢者との食事の場をあまり作らない。
友人たちも私を配慮するために、あなたが食べられる種類の食べ物を探そうと言うほどだから、夫の言葉通り私と一緒にご飯を食べてくれる人たちに深い感謝の気持ちをいつも持っている。
キノコで言えば、私はきのこ鍋をかなり美味しく作る方だが、そのスープと一緒にキノコをいくつか食べてキノコに入門することになった。
香りの強い自然松やヒラタケなどはまだ親しくならず、ただマッシュルームやエリンギ、エノキタケを少しずつつまんで食べたりするが、これが煮詰めておけば肉のようにコシがあるが、肉とはまた違う魅力を持っている。
韓国にいる間、母のための1日1おかず作りを実践中で、今日は辛くないようにコチュジャンを少しだけ入れてマッシュルームを煮詰めてみた。
辛くてこそ味という標語を基本生活に反映させて生きる私としては、辛くない料理を作り出すことにしばしば戸惑う。
おかずを食べる母親から辛いという声が出ないのか顔色を伺いながら、この煮物のレシピを書いておいて行けというフィードバックと共に、今日1日1おかずの任務を果たし、キッチンから退勤する。
(I'm in Seoul. Sep. 07. 2022)