5月に家庭の月を迎え、家族が祖父、祖母を連れて済州島に行こうとしましたが、祖母の健康悪化で飛行機に乗るのに多少不便があったため、やむを得ず旅行をキャンセルすることになりました。 家族に対する申し訳ない気持ちと切なさに祖母の表情がとても暗かったです。 幼い頃、祖母の古希の宴を済州島で過ごしたのですが、当時祖母がホヤを本当においしく召し上がったので、私もその時ホヤに初めて接することになりました。 今回、済州島に行けなくなった残念な気持ちを癒すために、どんな料理を作ってあげようか悩んでいたところ、済州島のことを考えるとホヤが思い浮かび、普段食欲がなくなったおばあさんのために好きなそうめんを利用して食欲をそそる麺料理を開発しました。 タレはコチュジャンと味噌を主に混ぜたタレですが、一般的な味噌は香りが強く、ホヤ特有の味と香りを妨げることがあるため、より薄い味噌を使用して料理の風味を加えました。 ここにホヤに合うセリを使用し、玉ねぎとにんじんを加え、ビビン麺にシャキシャキとした食感を加えました。 また、ホヤは「糖尿病」や「認知症」の予防にも優れた効果を示すビナジウム(体内インスリン分泌促進)、プリズマロゲン(記憶力減退防止)の豊富な含量を誇る食材です。 幸いなことに、まだ祖母は糖尿病と認知症を患っていませんが、二つの病気は治療よりは予防の方が重要な病気です。 超高齢化社会への進入を控えた韓国で糖尿病と認知症は当面の問題で完璧な治療法がないという点で進行を遅らせたり予防をする方法しかありません。 したがって、糖尿病や認知症の予防にも非常に効果的で、あえて遠くに行かなくてもマートでも簡単に手に入れることができ、供給も多い韓国の水産物であるホヤを利用して、健康で手軽な料理を通じておばあさんの笑顔を取り戻してあげる料理です。 また、この料理は炭水化物、タンパク質、脂肪だけでなく、各種ビタミンや無機質を含む多様な栄養素を兼ね備えており、家族全員が一緒に食べられる料理でもあります。